新国立競技場デザインに採用された隈研吾、他の代表作を見る

160123-02-03

2020年東京五輪に伴い建築が決まっている新国立競技場。当初はザハ・ハディド氏のキールアーチを用いたデザインが採用されていましたが、予算などの折り合いがつかず、再検討となり、隈研吾氏率いる設計チームの案が採用されることになりました。

そこで、隈研吾氏をあまり知らないという方々に彼の建築作品を紹介していきたいと思います。


 

スポンサーリンク

駆け出しの事務所を有名にした「M2ビル」

160123-02-01
http://blog-imgs-41-origin.fc2.com

1990年に隈研吾建築都市設計事務所を設立した翌年に手掛けた作品です。現在は「東京メモリードホール」(斎場)として使用されていますが、建築当時はマツダの東京での第2の拠点として設計されました。(M=マツダ,2=東京第2の拠点)

当時の隈研吾氏は、ポストモダン建築でデザインしており、斬新なデザインは国内外から話題を呼びました。

内装は改修などで手を加えられていますが、特徴的なその外装には一切手を加えることなく、現在も残っています。

モダニズム建築への批判から生まれた建築様式だけあり、その装飾や象徴性は独特のものがあります。

スポンサーリンク

自然素材を生かしたデザインの「石の美術館」

160123-02-02
http://arch-hiroshima.main.jp

近年、隈研吾氏の手掛ける作品の多くは(今回の新国立競技場も)自然素材、おもに木を用いた作品が多く見られます。彼がポストモダン建築を手掛けていたのは主に初期の頃で、1994年の「ゆすはら座」存続を通じて、以降の作品は自然素材を生かす、建物と融合するデザインへと変わりました。

この石の美術館は、隈研吾氏の中期にあたる作品で、古い石造を再利用し、展示される石と建物の調和を生み出しました。またこの作品は、建築素材としての「石」に新しい可能性を見出したものでもあります。

外部と内部の石を使った空間演出から、独特の光の効果を生み出す展示スペースにもこだわりが見られます。

日本一!?オシャレなコーヒーショップ「スターバックスコーヒー 太宰府天満宮表参道店」

160123-02-03
http://www.timeandstyle.com

一見すると、美術館のようなデザインのこの建物ですが、れっきとしたコーヒーショップなんです。

2011年に隈研吾氏が手掛けたこの建物は、「自然素材による伝統と現代の融合」というコンセプトのもと設計され、コーヒーの香りに木のあたたかみを加えた空間を生み出しています。

組んだ木を用いたり、スリット状に木を這わしたりというデザインでは、他にも「銀山温泉 藤屋」などがありますが、太宰府天満宮の鳥居のそばに作られたこの作品は、特にインパクトの強い建物です。

まとめ

最近の日本の建築家では、安藤忠雄氏が有名ですが、隈研吾氏も着実に世界でその実力を発揮しつつあり、今回の新国立競技場での採用も納得のいく建築家です。法律や予算、そして工期などの制限はありますが、隈研吾氏が納得のいく作品を建ててもらいたいですね。

スポンサーリンク