芥川賞と直木賞の違いをわかりやすくまとめてみた

160122-03

先日、第154回直木賞・芥川賞の発表がありました。又吉直樹さんが、前回受賞された影響もあり、再び両賞に注目が集まっています。

作家の登竜門とよばれているだけあり、そこから一躍有名作家の仲間入りをなされた方が大勢おられます。

どちらも同じようなイメージの賞ですが、どのような違いがあるのかを説明していきたいと思います。

画像引用:http://thepage.jp


スポンサーリンク

それぞれの賞の由来になった人物を知る

賞の名称の由来となったのは、芥川龍之介、直木三十五という、大正から昭和初期に活躍された作家です。このどちらとも親友だった、文芸春秋社長、菊池寛の発案によって昭和10年よりスタートしました。

芥川龍之介といえば、「羅生門」や「歯車」など社会にも影響を与える作品を送り出した作家の一人です。教科書にも作品がのっており、多くの方が一度は目にしたことのある作家です。

続いて、直木三十五は「合戦」や「南国太平記」が代表作として挙げられます。彼の作品を原作に、映画化された作品は、実に50本にも及びます。映画監督や、脚本を手掛けるなど、エンターテイメイント性の強い作品を多く残されました。

スポンサーリンク

直木賞と芥川賞はどう違うの?

まず受賞の基準ですが、ジャンルとして直木賞は「大衆小説」、芥川賞は「純文学」である作品に贈られます。

どちらも公募はなく、直木賞は単行本、芥川賞は刊行済みの雑誌掲載作品から選ばれます。また直木賞は「無名・新進・中堅作家」、芥川賞は「無名あるいは新人作家」が選考対象者になります。

という一応の基準はありますが、実際のところ芥川賞についてはその線引きが曖昧です。

なぜなら「純文学とは」という定義の明確な基準がないからです。前回受賞の又吉直樹さんの「火花」も、純文学とされる作品よりも、大分やわらかいタッチで描かれています。

一方の直木賞はイメージしやすく、「半沢直樹シリーズ」などで有名な池井戸潤さん(受賞作は下町ロケット)や、「ガリレオシリーズ」などで有名な東野圭吾さん(受賞作は容疑者Xの献身)と、直木三十五賞にふさわしく映像化しやすい作品が多いのが特徴です。

直木賞・芥川賞だけじゃない!注目したい文学賞

ここまで、直木賞と芥川賞について紹介させていただきましたが、文学界には他にも多くの賞があります。直木賞・芥川賞以外の注目の文学賞を紹介していきます。

吉本ばななさんや、伊坂幸太郎さんが受賞した山本周五郎賞。

宮部みゆきさん、伊集院静さんが受賞した吉川英治文学賞。

この○○がすごいで有名な宝島社の「このミステリーがすごい!」は、TOP10形式ですが、本当にランクインされている作品はどれもすごいので注目です。

まとめ

直木三十五賞と芥川龍之介賞は新人の登竜門ですから、二つの賞を受賞するという事はできません。

あくまでも、この賞をきっかけにさらなる活躍を期待する賞ですから、受賞を台に、名声を得てその実力をさらに発揮していってほしいですね。

スポンサーリンク